Run: 0Km, Cumulative: 47,631Km
深夜2時前、レセプション前で待っていると、タクシーがやってきた。セキュリティーの若い男が塀のゲートを開け静かに止まった。こんな真夜中の時間厳守、セキュリティーもちゃんと起きて待っていたのに驚く。トヨタのワゴン車、ノアに荷物を詰め込む。

タクシーは深夜の道、ダルエスサラームの中心街方向へ走る。信号が赤でも徐行せずドンドン突っ込んでいき気が気でない。ドライバーの男は「深夜は危ないから気を付けているんだよ」と言いながらスピードメーターを見ると時速80キロ。 道は悪いわ、ライトは暗いわ、フロントガラスは汚れているわ。もう祈るしかない! 20キロちょっとの距離、15分ほどだったが何とか無事空港に着いた。
チェックイン・カウンターはまだ空いていて直ぐできた。

自転車と預け荷物をコンベア台に置くと、係員が困った顔をした。別の者を呼んで相談している。何事かと聞くと、重量が制限30キロに対し43キロ。なので運べないと言い出した。エー?超過料金は払うからと言っても馬目。何人かに相談してるが誰も分からない。
マネージャーに相談するからと、暫く別の場所で待つ。彼は私の荷物を見せながらマネージャーに相談していた。でも又別の所に行ってしまう。
時間が大分経過し、並んでいる人が少なくなってきた。

心配になりカウンターに行くと、全く同じ答えが返ってきて解決していない。私が「超過料金を100ドル払うから、それでチョンだろ!。他の航空会社も全て100ドルだ!」と強い口調で食い下がる。彼はようやく納得したのか、首を縦に振り100USドルを現金で渡した。これまで自転車を扱った事がないのだろうか?もう既に1時間が経っていた。ヤレヤレ。
エジプト航空機で席は選べない窓側だった。5時20分過ぎカイロへ向け離陸した。

朝食のスクランブルエッグに少々感動。これまで朝食付き宿は何処でもゆで卵だったし。

機内では爆睡だった。カイロ近郊、ナイル川が見えてきた。

エジプトのカイロに到着。乗ってきたエジプト航空機。

カイロからアブダビ行きに乗り換えるのだが、トランジット方向へ向かおうとして、パスポートとチケットを見せると、「そこで少し待ってて」と言われる。大分待った後、ケニアから来た若い女性2人と別の建物に連れて行かれた。パスポートに「TRANSIT」印が押され、エティハド航空のカウンターでチケットを貰う。その後、入国審査の脇からようやく搭乗ゲートに入れた。どうしてこのような扱いになったか全く説明されなかった。
アブダビに到着

アブダビ空港にて

成田へは翌日午後1時到着。預け荷物のバイクやバックは問題なく受取る。

家族が迎えに来ており、無事に自宅に戻った。
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