Sehithwa → Ghanzi in Botswana , Jul/25(Tue)
Run: 88Km, Cumulative: 36306Km
Kalahari Arms Hotel
昨日はロッジの部屋を使わせてもらい、WiFiは無いが、3Gでブログのアップやネット、寝るまで部屋で過ごせた。客は他に誰もいないので、一人占め。恐らくかなり高いのだろうが、十分快適だった。
今朝も、明るい部屋で朝食を食べる。今は真冬で7時過ぎが日の出。6時半ごろようやく少し明るくなってくる。いつも6時前に目が覚めて、テントの中で明るくなるのをじっと待っている。8時出発。

昨日買物した店で、水やファンタを買う。水は4L、今日も村は殆どないエリアを走る。

10Km進んで、ガンジィは180Km先。とても走り切れない距離。

野生動物はもう見かけなくなり、牛やヤギ、ロバ、馬などを見かける。今日も追い風に恵まれ快調に走る。

何もない単調なサバンナ地帯を進む。10時40分、50Km、レストエリアで休憩。ゴミかごがあるのに、周りはゴミだらけ。おまけに牛の糞もいたる所にある。

しばらく走って、12時10分、72Km、今朝宿で作ったサンドイッチの昼食。徐々に疲れが溜まってきた。

お腹が赤い可愛らしい鳥。直ぐ近くなのに逃げなかった。

今日は宿が無いエリア。どこで泊まろうかと走りながら考える。
13時、77Km、検問所があった。ここで靴やタイヤの消毒をする。検問所の女性に聞くと少し先に村があるが、小さな村だと言う。ブッシュキャンプ(野宿)はしたくないし、そこに泊まらせてもらってもいいが。どうしようかしばらく考える。ヒッチハイクで大きな町ガンジィまで行くのも手。そこにはキャンプができるホテルがある。

ヒッチハイクを試みる。乗用車はだめだし、できれば荷台があるトラックがいい。ところがここを通る車が少ない。5分から10分位に1台か2台。30分待ってようやくピックアップトラックが来た。でも荷台はフルだと言われて断られる。大きなトラックは殆ど来ない。
1時間待った14時、取りあえず、先の村まで進んでみよう。
14時半、84Km、クケ村に入る。交差点を右折して5-600Mほど進んだが、商店もない小さな村。交差点まで戻り、バス停で休憩。近くに小さな店があった。水はなく、牛乳やファンタを購入。バス停でもバスなど期待できない。またヒッチハイクを試みる。大分待っておんぼろトラックが停まってくれた。ところが散布車でスペースがないと断られる。

酔っ払いのような薄汚れた服の男が、大声を出しながら近くを通っていくし、女たちは物珍しそうに私をジロジロ見ていくわ。側には若い男2人が木陰で休んでジロッとこっちを見ているし。
いい感じがしないが、待つしかない。15時、1台のワゴンが凄いスピードでやってきた。急ブレーキを掛け、少し先で停まった。小走りで近づくとガンジィまで行くからいいよとOKしてくれた。どうもありがとう!
後部席を倒してルート号を積み込み、私は助手席へ。
また凄いスピードで突っ走る。メーターをちらっと見ると時速120Kmを指している。
道路際の標識が10Km毎にあるが、それが現れるのは速い。
所々に羊や牛がいるので、その時だけ減速。羊は小さいので、かなり手前で見つけて減速しないと間に合わないくらいだ。乗ってる車はトヨタ。中々安定している。聞くと「トヨタはタフでいい車だ、ベンツやBMWはシティ車」という。確かに、メイン道路から一歩外れると深い砂地になるので、オールラウンドに走れる四駆は欠かせないのだろう。
彼はツアー会社に勤めている。今日はマウンから来て、明日ガンジィで仕事があるそうだ。
16時、1時間ほどでガンジィに着いた。お金を渡そうとしたら、受け取らない。世話になったので、もう一度渡そうしたが、彼は頑なに断った。どうもありがとう!

最初、あんなに急いでいたのに急ブレーキを掛けて停まってくれたのは、私が外国人だったからだろう。ツアー会社で働く彼には、外国人が困っている姿を見て手を差し伸べてくれたと思う。チップも受け取ろうとしなかったし。本当に助かった。どうもありがとう!
街中のホテルへ。キャンプ代80プラ(880円)。

ロッジが周りにあって、手入れされた芝のキャンプ場。

近くにスーパーがあり、惣菜を買い、ホテルのテラスでビールを飲みながら夕食。ようやく長い1日が終わった。一時は野宿も覚悟したが、安堵感に浸り、早めに就寝。