朝からパッキング作業。機内持ち込み分と預入荷物の仕分けを行う。
9時過ぎ、ホステルをチェックアウトし、外の大通りに出てタクシーを待つ。
大型タクシーが必要だが、小型のタクシーさえも中々来ない。
15分ほど待って、これじゃ駄目と諦め、ホステルのレセプションへ。タクシーを予約しとくべきだったと後悔する。
受付の女性にお願いしてタクシー会社に電話してもらう。10時ようやく大型のワーゲンタクシーが現れた。私一人の為にこんなデカい車が来るとは。10Km弱のショパン国際空港まで料金は通常 40ズウォティだが、60ズウォティ(2000円)との事。

10時半、ようやく空港に到着。インフォメーションでアエロフロートのチェックインカウンターを聞き、並ぶ。出発2時間前を切った11時前、ようやくカウンターが開いた。

私は4人目だったので、間もなく私の番になったが、「ここはチェックインカウンターなので、隣の預入荷物カウンターで行ってください。」と言われてしまった。預入荷物カウンター表示は私が並んだ後に表示され始めたので、その時は身動きできなかった。何とかやってくれるだろうと期待したのだが。
もう既にかなりの人が並んでいて最後尾へ。大分待ってやっと私の番になった。預入荷物はバッグ4個と自転車。すると、「無料は1個なので、それ以外は超過料金をいただきます」私は「いくらですか?」を聞くと、「500ユーロ」 「エー?来る時は同じアエロフロートで自転車の超過料金だけだった」と言うが聞き入れてくれない。「では何かいい方法を教えてください」と言うと「3個をラッピングして、1個に纏めてください」とラッピング機の方向を指さしてくれた。

早速、ラップしてもらって(50ズウォティ)、戻ってくると私一人になっていた。
結局、超過料金は 840ズウォティ(28000円)。別のアエロフロートカウンターに行き支払い、ルート号の梱包箱を大型貨物エリアに運ぶ。検査機の上に立てたまま乗せたところ、係員が思いっきりバタンと箱を横倒し。
「何てこっちゃ、この野郎!」と思ったが、何もできず唖然としてしまった。
こんな風に扱っているんだろうな、きっと。腹が立ってしょうがなかった。
ボディーチェックを受け、お土産を急いで買い込み、11番ゲートに向かう。もう既に12時15分、離陸時刻の12時 40分まで 25分。
その途中にパスポートチェックがあった。係りの女性が私のパスポートを見て「滞在証明書を出してくれ」と言う。「有りません」と答えると、「いつヨーロッパに入りましたか?」と私のパスポートをペラペラめくる。私が「5月19日です」と答えるが、彼女は隣の席の男性係員と喋りながら中々見つけられない。
「早くしてくれよー!」と心の中で叫ぶ。
パスポートにはスタンプが一杯押してあり難しそう。ようやく探したのか、ドスンとスタンプ。
離陸10分前、11番ゲートにようやく辿り着いた。「アレー?誰もいなーい!」
もう時間前に出たのだろうか、いや出発ゲートが変更になったのだろう。と戻り始めと、隣の12番ゲートに変わっていた。
一番最後に並んで直ぐ乗り込む。座席に座って、しばらくボーっと放心状態だった。
ワルシャワを離陸して 2時間後にモスクワ空港に到着、雨になっていた。

乗り継ぎに3時間ほど成田行きのフライトを待つ。
8時発のフライトは1時間近く遅れてモスクワを離陸。綺麗な夕暮れ空になっていた。
