Run: 0Km, Cumulative: 20739Km
走行距離が昨日でやっと1000Km越え、ルート号も快調。もうすぐ1カ月になるというのに今回の旅はかなりゆとりを持って進んでいる。お蔭で疲れも少なく自分の旅らしい感じがする。
これまでのように街に着いてら少ない時間で写真を撮るのと違って、一日休養日にし、腰を落ち着けてスケッチをしているので心のゆとりがあるし、自分の好きなことをしてるのだから充実感もある。
昨年のユーラシア大陸横断の旅では、真冬が近い12月中旬までにはどうしてもゴールしたいと毎日自転車を漕いでいた。街のホテルに着けば、翌日のルートを調べ食糧を調達し、早めに寝てその日その日の疲れを取る。何日か先までのスケジュールを作る。自分で目標を決めそのノルマの為に行動していた部分もあったかも知れない。それは義務感のようでそれに縛られると楽しくない。一応目標は達成し満足感はあっても、その後、時間が経って想いふけった時、中身の乏しさ感じてしまった。
今回は一応のルートは作ってゴールも暫定的。日程も8月下旬までどこに行こうとその時々で判断したいし、気ままに自分に合う旅を楽しみたい。
この小さな街、スボティツァはハンガリーとの国境に近く、19世紀末の非常に華やかな様式の建物が多い。
市庁舎前の公園から見た景色だが、緑に隠れて屋根の部分しか見えない。

真横に近い位置で売店横に塔の上までくっきり見えるところがあった。
人通りも多いが気にならないだろう。椅子を置いて描き始めると、今日もいろんな人に声をかけられる。まずは自分は作家だという人で、リュックから本を取り出し、100年前のこのスボティツァの街を書いたそうだ。確かに表紙のこの市庁舎の写真だが、かなり違った雰囲気がある。
しばらくすると「ハロー」と言われたので見上げると何とホステルの主人、家族ずれで来ていた。
小学生やおじさんおばさんなど次々覗き込んでは去って行く。
テレビ局の街頭インタビューを受ける。目的はワールド・カップ開幕前の様子を取材したかったようで、「日本はどう?」と聞かれ「ベスト8に入るぞー、ファイトファイト!」と答えた。
ずーっと日蔭だったので気持ちよく集中出来た。丁度昼時、完成。

ユダヤ教のシナゴーグ。現在改装中で幌で囲われていたのが残念。

花柄のような装飾が可愛らしいライフル宮殿。

華やかな装飾

日中は今日もかなり暑い。緑の多い通りのカフェは涼しそう。

明日はハンガリーに入るので、セルビア・ディナールの管理。今日使う金額を計算し、必要なお金をATMで引き出す。その後、スーパーで買い物。1個ずつ値段をメモしながらカゴに入れ合計金額を確かめる。
明日の昼までの食糧を買いこみ、残ったお金は193ディナール(230円)になった。これだったら明日、店に立ち寄って十分使い果たせる。