2020年12月15日

スケッチ展 東欧・中欧、南米編

ユーラシア大陸横断後の翌年(2014年5月)、東欧・中欧の旅に出かけました。
ルーマニアの首都ブカレスをスタートし、ブルガニアのソフィアに行った後、北上していきました。

● 題名:小さな村にて
場所:スロバキア (2014年6月)
中欧に位置するスロバキアは、素朴な感じがまだ残っていてのどかな風景が楽しめました。途中の村では質素な住宅や放牧の牛などをよく見かけました。

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● 題名:終着駅ビルケナウ(アウシュビッツ第二強制収容所)
場所:ポーランド、オシフィエンチム (2014年6月)
ナチス・ドイツの強制収容所があった町アウシュビッツ(ドイツ語:Auschwits、ポーランド語:Oswiecim)。ここは前回の旅でも是非訪れてみたい場所でした。徐々に近づくにつれ、見たいのと本当に見ていいのかという想いが互いに交差しました。列車で各地から連れてこられた収容者は、どんな思いでこの門を潜ったのだろうか? 広大な土地に木造の収容所が遠くまで並んでいました。この門から、更に 1-2Km進むと線路は消えます。そこで列車を降りると地下ガス室の入口が待っているのです。言葉では言い表せない酷いショックを受け、肩の力が落ちていきました。

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● 題名:ブランデンブルク門 
場所:ドイツ、ベルリン (2014年7月)
ドイツの首都ベルリンは第二次世界大戦にて東と西に分断されました。ベルリンのシンボル、ブランデンブルク門は1791年に造られています。その直ぐ西に境界線の壁が築かれ通行は遮断されていました。門の上には四頭立ての馬車に乗った勝利の女神ヴィクトリア像があります。1990年、東西ドイツの統一で、壁は取り除かれ自由に通れるようになりました。ここでも戦争の傷跡が垣間見えました。

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途中、ドイツ・ミュンヘンに立ち寄りました。前回の旅で日本に送ろうとした小包が、泊まっていたホステルに送り返されていて預かってくれていました。中に小銭を入れていたため、それが引っ掛かったものと思われます。ホステルで無事小包を受け取りました。2014年8月末、初孫誕生に合わせて一時帰国しました。


東欧・中欧の旅帰国から1ヶ月後の2014年9月末、南米に出かけました。ペルー・リマからのスタートです。

● 最悪のマチュピチュ観光
ペルー、マチュピチュ (2014年10月)
地上絵で有名なナスカからインカ帝国の首都があったクスコへは、夜行バスを利用しました。バスはアンデス山脈を登り始め、一気に標高4000Mほどになったためか、急に胸が締め付けられ高山病にかかってしまいました。
体調が優れないままでしたが、そこから列車に乗りマチュピチュの町に着きました。泊まった宿で真夜中、突然気持ち悪くなり嘔吐を繰り返しました。帰りの便の予定変更ができなかったので、足元がフラつきながらも遺跡観光に出かけました。
アンデスの山中、標高2400mの断崖の上にこつ然と現れるマチュピチュは 、「空中都市」 とも呼ばれています。バスを降りた後、見晴らし小屋近くまで何とか歩いて登りました。写真数枚を撮り、直ぐ下山しました。恐らく、私が最短時間の観光者になるのでしょうか。

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● 手漕ぎのトトラ船
ペルー、ウロス島 (2014年10月)
標高3800mにあるティティカカ湖のウロス島は浮き島になっています。水生植物のトトラの根の部分を幾つか束ねて土台を作り、その上に刈り取ったトトラを積み上げて島ができています。別の島へは手漕ぎのトトラ船で行きます。高山病は治りましたが、今度は下痢に悩まされました。 

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● ウユニ塩湖
ボリビア、ウユニ (2014年11月)
未舗装の悪路53Kmを8時間かけて走破後、待望のウユニ塩湖に入りました。大きなサボテンがあるインカワシ島まで40Km走りキャンプをしました。夕方、観光客は去り、辺りはひっそりになりました。長かった一日が終わり、塩湖の感動と悪路できつかった余韻にひたりました。壮大な星空を期待しましたが、その日は生憎満月でした。

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● 民家でキャンプ
チリ、オイギンス (2015年1月)
パタゴニア地方の綺麗な風景が続くアウストラル街道を走りました。その終盤、適当な野宿場所が見つかりませんでした。辺りを探していると、一軒ポツリと寂れた民家があり、庭にテントを張らせてもらいました。そこの主人は、寒いだろうと居間の暖炉で暖をとらせてくれました。電気はなく決して豊かといえる生活ではないでしょうが、家族 5人たくましく暮らしている様子が伺えました。

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● オイギンス氷河
チリ、オイギンス (2015年1月)
氷河観光船は天候不順で2日間待たされました。ようやく観光船に乗り、氷河が近づいてきました。デッキに上がると、かなり強い風が吹いていて、時折水しぶきが飛んできました。氷河は巨大でクレパスは深く、青色に輝いていました。後方の険しい山々には、ガスがかかっていて大自然の厳しさが伝わってきました。

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● 名峰フィッツ・ロイ
アルゼンチン、エル・チャルテン (2015年1月)
チリから獣道を通ってアルゼンチン国境に入ると、前方にパタゴニアの名峰フィッツ・ロイ(標高3405M)が見えてきました。世界中のクライマーの憧れの山でもあるフィッツ・ロイはどこから眺めても絵になります。

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2015年2月、アルゼンチン南端のウシュアイアに到着後、帰国しました。
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2020年12月02日

スケッチ展 ユーラシア大陸横断

新型コロナウィルスの影響からか、自分の活力が薄れてしまい、しばらく更新していませんでした。今年3月に開催したスケッチ展の内容を何回かに分け載せたいと思います。

定年退職日の翌日(2013年1月)、ユーラシア大陸横断の一人旅が始まりました。タイのバンコクに飛びそこから自転車旅がスタートしました。

● 題名:朝、仕事場へ
場所:ラオス、パーカディング(2013年1月)
タイからメコン川を渡ってラオスに入ると、これまで見かけた大きな商業用の看板は無くなった。通る車は少なく、耕運機の荷台に大勢の人を乗せている姿をよく見かけました。女性や子供を乗せて仕事場に向かうのだろう。

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● 題名:莫高窟 
場所:中国、敦煌 (2013年4月)
西安からのシルクロードは決して生易しいものでなかった。アップダウン、悪道、砂埃にまみれ、砂漠化した大地の風に悩まされた。集落もないだだっ広い荒涼とした大地を黙々とペダルを漕いだ。ようやく砂漠のオアシス敦煌に着く。その郊外にある莫高窟は「千仏洞」と呼ばれる仏像の石窟がある。1000年にわたって築かれた492の石窟の内部は極彩色の壁画と仏像で彩られている。

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● 題名:チャル・ミナール 
場所:ウズベキスタン、ブハラ (2013年7月)
中央アジアのウズベキスタン、ブハラの旧市街にはイスラム建築や古い街並、様々なモスクが残っている。日中の気温は40度にもなり暑すぎて観光ができない。比較的涼しくなる朝夕に出かけた。チャル・ミナール(4本のミナレット)は1807年、インドの金持ち商人が4人の娘の事を思って建設した。

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● 題名:旧市街とモダンな建物
場所:アゼルバイジャン、バクー (2013年7月)
アゼルバイジャンのビザを申請した時、ナゴルノ・カラバフ紛争が燻ぶっているためかかなり厳格だった。最初に泊まるホテルのバウチャーや滞在中の行動計画書が必要だった。カスピ海沿いの都市バクーは城壁内に歴史的な建造物が残っている。近年はカスピ海油田で急成長を遂げ大都市へと発展してきている。近代的な建物が方々に建てられていた。

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● 題名:夕焼けに染まるモスク
場所:トルコ、イスタンブール (2013年8月)
アジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがる都市イスタンブール。ボスポラス海峡大橋を渡ろうとした時、警察に停められた。ここは自動車専用道路だった。途中自転車の標識があったが、それが禁止マークとは知らなかった。(日本みたいに斜線がない。)警察がそこを通るバスを停めてくれ、それに自転車ごと乗って渡った。「ありがとう!」
イスタンブールはかつて東ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国と3代続いた大帝国の首都として栄えた。バザールには民芸品や貴金属、衣類等様々な店がぎっしりあり、異国情緒豊かな街だった。

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● 題名:ロカ岬
場所:ポルトガル、ロカ岬 (2013年12月)
ユーラシア大陸最西端の憧れの地 "Cabo da Roca"(ロカ岬)に辿り着いた。長い道のり、月日を経て遂にこの場所に立った。十字架がある石碑にはポルトガルの詩人、カモンイスの "Onde a terra se acaba e o mar começa" (ここに地終わり海はじまる)が刻まれている。大航海時代、多くの冒険者が富と名声を求めこの近隣の港から未知の海へと繰り出した大西洋。海の彼方から吹いてくる風は強く、太陽の日は陰っていたが、私のココロの中は十分に温かく、しばらくその場所で酔いしれていた。観光案内所で到達証明書を発行してもらう。

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posted by mino at 20:11| Comment(0) | スケッチ展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする