Run: 103Km, Cumulative: 25092Km
Hostal La Magia de Uyuni
昨夜は疲れていたので熟睡できるかと思ったら、1時間おきに寒さで目が覚めた。どうもエアマットの空気が十分でなかったようで、背中から塩湖の冷たさが感じられた。
遠くの島に朝日と空には満月の月。気温1度だがシュラフに入っていればそれ程の寒さは感じない。

6時前辺りからツアー車が次々やってきた。私のテントと自転車を見て声を掛けてくる。一緒に写真を撮られたり握手されたり。皆、ここを自転車で走っているなんて信じられないと言った表情。
やがてテントにも朝日が差し込むと、急に温かくなる。40Km向こうには昨日走ってきたトゥヌパ火山(右側)が見える。

テントを片づけ、インカワシの山頂まで登る。

インカワシには小さなレストランやカフェなどがある。

名残惜しいが快晴のインカワシを 9時過ぎスタート

塩湖で走行距離 25000Kmを突破。なんてラッキーなんだ。

スペイン人ライダーに出会う。彼は南米最南端のウシュアイアから走ってきている。

誰もいない湖面でバナナ休憩。何も聞こえないし、小鳥さえもいない。
いつまでもここに留まっていたいが。

自分撮りを楽しむ

走っていると遠くの方に何か物体が見える。最初は車かなと思うが動かない。少しずつ近づいて行くとそれはタイヤの残骸だったりする。兎に角、白以外何もない湖面なので遠くからでも目立って見える。


塩のホテルに到着

何か食べれる物はないか聞くと、ここでは食べられないとの事。ツアー参加者は運転手がランチを持参してここで食べている。
ツアー車

ダカールラリーはここ何年か南米で開催されている。

仕方ないのでコルチャニ村へ向かう。
2008年5月に発生した痛ましい交通事故で日本人 5名も犠牲になっている。ご冥福をお祈りいたします。

2日間のウユニ塩湖走破 110Kmの旅は終わった。
天気にも恵まれ、十分過ぎるほど楽しませてくれたウユニ塩湖。どうもありがとう!
コルチャニ村の中心街には露店がなかったので、売店でクッキーと魚の缶詰にジュースで昼食。ところが村を出ようとした道路沿いに露店発見、改めて食べる。
ウユニまでの道路は未舗装路。土埃は立つし、よっぽど塩湖の方が走り易い。幸い道路工事中で立派な舗装路が側を走っていたのでそこを走る。

ウユニの街に到着。最近の疲れで少々いいホテルでのんびりしたかった。ホテルを色々見て周り決める。210ボリビアーノ(3570円)
ロビーでばったり日本人 3人に出会う。お二人は仕事で、もう一人はその通訳の秋元さん。彼は以前ボリビア音楽に興味を持ち、日本からラパスに引っ越してきた。こちらで音楽の勉強に励み、とうとう有名なプロ・ミュージシャンになってしまった。グループ名は「ANATA」。昨年は日本でも方々でコンサートを行い大変好評だったよう。皆で夕食後、彼のミニコンサート。ボリビア民謡や日本の古い歌を熱唱。特に美輪明宏の「ヨイトマケの唄」は心に響いた。

秋元さん、どうもありがとう!