昨日、ウイーンのユースホステルでお会いした杉山さんにお会いするためにお互いの自宅の中ほどの距離に位置する熱海に行きました。
熱海商店街は大勢の人で賑わっていた。

彼は私より上の60代でインドからヨーロッパまでバイクで旅してこられた人。今年2月に帰国されている。
丁度お昼時で、駅近くのレストランに入り刺身定食を頼む。お互い無事に戻ってビールで乾杯、旅の話題で盛り上がる。
彼は分厚いノートに日記を付けていて、通ったルートや風景、建物などをボールペンでスケッチされていた。見せてもらうと非常に上手、細かく描かれており関心してしまった。

パキスタンでは治安の関係で、バイクで移動中は警察車両がずーっと護衛してくれたとの事。その護衛車には4人が乗っていて銃で武装している。パキスタンのクエッタを訪れた時は選挙の期間中で投票日までの10日間は危険だとの理由でホテルに足止めされた。その時、近くで爆発があり、ホテルの窓ガラスも粉々に割れたようだ。何とも怖ーい話、よくもそんな所まで行ったものだ。
彼は知らない人とも友達になれるとの事でユースホステルを好んで利用されていた。ユースはドミトリーで20ユーロぐらいと安い。確かにホテルだと快適だが、人と接しないため友達には会えないし、40から50ユーロぐらいは掛かってしまう。私の場合、殆どホテル利用だったため、かなりホテル代が嵩張った。次の旅では是非検討したい。
バイクの保険が切れそうだったので、スペインで申請手続きを取ろうとしたところ、ヨーロッパ滞在期間が90日を超えているのでユーロ圏から出なさい、と言われたそうだ。その後180日間は再入国できないとの事。別にお咎めもなかったようだが。
まさかそんな制度があるとは知らなかった。
一人で長旅をしてきた者同士、やっぱり気持ちが通じるものがある。レストランを出てコーヒーショップへ。夕方まで楽しいお喋が続きアッという間に時間が過ぎていった。
昨年9月末、ウイーンでお会いした時の杉山さん(右)