朝5時太陽が顔を出す。かなり寒くテントの小窓から撮影。

夜露でテントはベタベタになっていたので、雑巾で少し拭いてかたす。7時半スタート。
道路際には色んな花が咲いている。

標高1000Mから徐々に下ってサリオゼオクの町へ。小さな店で水やクッキーなどを購入。

踏切では可愛らしい汽車ぽっぽの標識

バス停で休憩。でもバスは少ないのだろう、道端で車をヒッチハイクしている人々の姿をよく見かける。

都市、アルマティまで164Km。


一旦少し上った後は急な下り坂。


大きなカプチャガイ湖が見えてくる。

カプチャガイが近づく。湾になっていて綺麗。

しばらく進んで立ち止まって湾内の写真を撮っていると反対側の遠くにいた警察に注意される。行ってみると、パスポートとカメラを取り上げられ、”電話するからそこでしばらく待ちなさい。”と言われる。えー、何で?と思ったが、道を挟んだこの湾の向かい側には高い塀があって、そこは何かの施設らしい。
20-30分待つと一台のパトカーが来る。またしばらく待って、結局”そのパトカーに乗りなさい。”と言われ、えーパトカーで?こりゃただ事じゃないぞ。どうされるのだろう。ルート号や荷物を全て後ろの荷台に積み込みカプチャガイの警察署へ連れていかれる。
警察署ではジーンズ姿の若い警官が英語で丁寧に”パスポートをコピーさせてください。”と言って、その後私が撮った例の一枚を削除。”警察署の前や軍事施設では撮影禁止です。”と注意を受けたが全く穏やかな表情。
”あなたはツーリストですから。”と言われる。”ところで今日は何処へ?”と聞かれたので、私がこの街のこのホテルと地図上を指差すと、”じゃーこの人があなたをホテルまで案内させますので、この車に着いて行ってください。”と言われる。あー良かったと胸をなで下ろす。取り敢えず私の立場を理解してくれたようだ。
案内されるままホテルに到着。この人は警察の人なんだろうか?事務員かな?気さくに声を掛けてくれて、私の荷物も全て部屋まで運んでくれた。
部屋はシャワー付きで4000テンゲ(2900円)。あまりいい部屋でもないが、カザフスタンの物価は結構高い。
午後からはかなり日差しがきつく、直ぐ湿ったテント一式やシュラフを干す。
夕食

これから怖くってあまり写真は撮れないぞ。普通の場所は問題ないようだが、あたりを見渡してから判断するしか仕方がない。
走行距離:124Km 計:8,779Km