お盆の里帰りで岩手県宮古市に行ってきました。
常磐道、磐越道を通り、郡山までは順調に走ったが、その後は渋滞や事故処理後の渋滞にはまり、結局15時間。まっいつもの時間か。
宮古に入ると通りには大漁旗。 昨年もそうだったが風になびくこの大きな旗を見ると何か元気になってくる。 宮古はやはり漁業の町。


魚菜市場
近所を散歩してみると、昨年より空地が増えている。 土地は更地になり一年前のあの風景を思い出すものは少なくなっている。
商店街や住居は修復されており、ビルや街灯など、いつもの姿と変わりないように思える。
漁港に近い地区には蔵が所々に残っている。 このあたりは最も被害の大きかった地区。 表面の白壁は剥がれ落ちても土壁の中にある太くてびっしりある柱はびくともしなかったのだろう。

この付近ではもう真新しい家も少しずつ建ち始めている。 ここに住んでられた方々にとっては考えた末の結論だと思うが、悪夢のリスクがある中での判断は。。。 複雑な気持ちにさせられた。
タコの浜から浄土ヶ浜に抜ける海岸の小道は立入り禁止になっていた。

浜辺の道を下ると小さな薄暗いトンネルがあり林の中を進むと浄土ヶ浜へ出る。私の好きな遊歩道だった。
昨年はがれきなどで遊泳禁止になっていた浄土ヶ浜、観光客も戻ってきているようだ。


宮古で有名なラーメン店 たらふく

煮干しだしのさっぱりしたラーメン、チャーシューをサービスしてくれた。
宮古の花火大会

私が見る限りでは宮古の復興は確実に進んでいる。しかし、ある部分あまりにも修復が早過ぎてみな綺麗になっていた。たった一年前のあの惨事を感じさせなくなってきていないだうか? そこに住む住民にとっては勿論早く忘れたい気持ちも十分察知するが、その事実を保存して今後の世代に代々伝えていく、風化させない努力も必要ではないだろうかと思う。